本日のおすすめ / ひつじレモン『クリームソーダの魔法』

雨柳 雫

世界はポリゴン。ご飯はセル画。そして勇者は、なぜかサメと戦っている。
異世界転移と聞けば、壮大な冒険や救世の使命を想像する。けれどシオリが辿り着いたのは、どう見ても「データリソースが足りない」世界だった。
同じ顔で同じ動きをする神官たち、なぜか一人だけムービー仕様の勇者・ミカル。次々と現れる違和感を、深刻になるどころか淡々とツッコんでいくシオリがたまらなく愛おしい。
世界を救うより先に、この妙な世界で今日を暮らしていく。
壮大な異世界ファンタジーの顔をしながら、描かれるのは不思議なくらいゆるやかな日常。笑っているうちに、この低予算な世界そのものを好きになってしまう、そんな物語のはじまり。

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【雑サメ。#2】 セル画のご飯とポリゴンの猫/第1章 ポリゴンの猫とセル画ご飯(なんか世界がおかしい編... ◀【前話】   |🏠【目次】|   ▶【次話】 気絶したふりをしたシオリが運ばれた部屋は、やはりポリゴンだった。 人の気配が無くなったのを確認して目を開けると、...

初めて「生きていけるかもしれない」と思えたのは、ちゃんと美味しいベーコンエッグだった。
見た目はセル画、猫は壁に埋まり、人々の動きもどこかぎこちない。そんな奇妙な世界に戸惑い続けるシオリの心を、食事の温かさや、ミカルのさりげない優しさが少しずつほどいていく。
異世界で初めて見つけた、小さな「居場所」の物語。

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【雑サメ。#3】 しゃーくね?の呪文/第1章 ポリゴンの猫とセル画ご飯(なんか世界がおかしい編)|雨柳 ... ◀【前話】  |🏠【目次】 |   ▶【次話】 「シオリ様、体調が戻ったばかりだというのに申し訳ない」 神殿の台座の上で、青い服の神官が大袈裟に天を仰いで叫ぶ。...

異世界を救う鍵が、まさかのサメ映画知識だった。
あまりにも情報量が多くて笑ってしまうのに、シオリがこの世界で少しずつ「自分にできること」を見つけているのが、どこか嬉しい。
変な世界だからこそ、自分の好きだったものが誰かの役に立つ。
笑いの奥に、そんな小さな居場所の実感まで見えてくる一話。

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【雑サメ。#4】【無印】 走馬灯は恋ジョーズ|雨柳 雫 ◀【前話】 |🏠【目次】 | ▶【次話】 (*)作者からの告白版・初期冒頭 ※本編とは独立しています。 ※読まなくても物語は成立します。  前世では特徴のない地味な人間で...

好きなものを、好きでいた。
たとえそれが、誰にも理解されないZ級サメ映画でも。
くだらないと笑われそうな「好き」が、異世界へ渡る瞬間までちゃんと自分の中に残っている。そのことが、妙に愛おしい。
「私をあなたの世界に連れてって?」
サメへの愛と少しバグった恋心を抱えたまま、シオリの新しい人生が走り出す。

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雑サメ。 〜勇者の隣で普通に暮らす(多分)〜|雨柳 雫|note 雑サメ。まとめ。(どこからでも読めます。♯14サメ保険でこのノリね。と思ったら行って大丈夫です。たぶん) 世界は少しずつ動いている。でも神殿では今日もご飯ができてい...

ー ご紹介した書き手さん

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雨柳 雫|note 低予算・低体温で回る世界と、爆破でしか更新されない物語。 (連載一区切りつきました。ありがとうございました。) 連作短編集。今日も変な世界で暮らしてます。 ・低予...
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