
殺したはずの旋律が、台湾で彼を追い始める。
売れないミュージシャンの健二は、才能あふれる台湾人留学生・秀麗を殺害し、彼女の楽曲を奪って成功をつかみます。完全犯罪を信じて台湾へ渡った彼を待っていたのは、亡き秀麗との「冥婚」でした。
紅包から秀麗の写真が現れる場面には、思わずぞっとさせられました。罪から逃げ切ったはずの健二が、見えない罠に少しずつ囲まれていく展開に引き込まれる、音楽と台湾の風習を重ねたホラー・サスペンス。



刀で生き延びた男を待っていたのは、銃声よりも深い復讐だった。
明治初期の横浜を舞台に、元彰義隊士・寺川仙蔵が、賞金首のアメリカ人暗殺へと巻き込まれていく時代ミステリーです。遊郭、外国人居留地、写真館、短銃――新旧の価値観がせめぎ合う時代の空気が濃く漂います。
過去を悔いながらも、紫乃との未来を信じて再び刀を取る仙蔵。しかし、周囲の人物たちが何を隠しているのか分からない不穏さが、少しずつ彼を追い詰めていきます。
誰が誰を利用し、誰の復讐が最後に遂げられるのか。刀と銃、愛と欺瞞が交錯する、息を呑む復讐時代ミステリー。



「赦し」とは、罪を消すことではない。
その記憶を抱えたまま、どう生きるかを選ぶことだ。
昭和47年の上野。元特高警察の新堂武雄は、かつて自ら拷問した共産主義者・片桐隆三と、二十七年ぶりに再会する。報復を恐れて彼の行方を追ううち、公安警察と過激派組織の暗闘へ巻き込まれていく社会派ミステリー。
パンダフィーバーに沸く平和な街の下で、戦争の罪はいまだ終わっていない。
加害者と被害者、国家と個人、贖罪と赦し――過去に翻弄された二人が再び向き合うとき、最後に残るのは憎しみか、それとも赦しか。
ー ご紹介した書き手さん
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礼紋堂茶虎|note
小説を書いています。 創作大賞2025 ホラー小説部門 中間選考突破 (以下、別名義で応募) 第24回日本ミステリー文学大賞新人賞 最終候補 第41回横溝正史ミステリ&ホラ...














