
派手な言葉で引っ張るタイプではなくて、静かな温度で、いつの間にかこちらの呼吸を持っていかれる。
読んでいるうちに、「あれ、なんか少し怖い」「でも綺麗だな」「これ、どこへ向かうんだろう」と、気づけば文章の中に立っている感覚になる。
そして最後、すこしだけ世界の見え方が変わる。
大きな事件が起こるわけではないのに、読後にふっと残るものがあるんです。
たぶん、日常の小さな命や感情を、ちゃんと見つめている人の文章だからなんだと思う。
noteで短編小説を読む人には、ぜひ一度読んでみてほしい書き手さん。
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もちもち猫 (短編小説)|はやか-shirohira (短編小説)
小さな、小さな、もちもち猫が百匹はいただろうか。 おばあちゃんは、屋根裏に袋いっぱいの煮干しを置いた。 もちもち猫はわあっと飛び出してきて、うにゃあ、うにゃあ、と...



説明されすぎないからこそ、読んだあとに余韻が残る。
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コーヒーの川 (短編小説)|はやか-shirohira (短編小説)
「ようこそコーヒーの世界へ」 ヤナーフが、ぼくの顔を見ながら、満面の笑みを浮かべた。 ぼくはまだ子どもだから、コーヒー牛乳しか飲んだことがない。 「タイちゃん。コ...
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朝をとかしてみる ~詩・短編小説~|はやか-shirohira (短編小説)
朝をとかしたらどうなるだろう。 僕はいつも考える。 朝をとかす…… どうすればいいのか。 やわらかくて、硬くて、ねばねばして、それなのにすごく重い。...
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私を空に飛ばした日 ~詩・短編小説~|はやか-shirohira (短編小説)
写真の中の女の子。 髪がはねている。 顔が膨らんでいる。 空に靴を飛ばして、おもいっきり笑っている。 瞳はどこまでも遠くを見つめる。 記憶の奥にそっと手を伸ばし、瞼...
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世界で一番小さな海 (短編小説)|はやか-shirohira (短編小説)
水は怖い。 丸くて、色がなくて、表面がつやつやしていて、向こう側が透けて大きく見える。胸がきゅんとなる景色。 でも、水は怖い。 お母さんが言っていた。水はきれいだ...





