本日のおすすめ / NOB【映画感想文】マッカム

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音楽の音作りと、スパイスを重ねる感覚が重なっていく構成がとても印象的。
友人への感情は、嫉妬でも、羨望でも、敗北感でも足りない。
それらを混ぜた先に、ようやく「尊敬」という音が聞こえてくる。
店の前まで来ても入れないラストに、消えない友情と、まだ終わっていない主人公の人生が残る。
異なる感情を混ぜ合わせ、そのどれも消さないまま、表現することへの渇望を描いた、深い余韻のある一篇です。

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『spice-mixture』|dub_noise_dub ディストーションにファズを重ね、コーラスを掛ける。 それをフェイザーで揺らし、ディレイで増幅させる。 必死に探していたあの音も、今じゃコンピューターが一瞬で作って...
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『Déjà Vu』|dub_noise_dub ギャハハハ! ウェーイ! うるせえ。 いったい何がそんなにおもしれーんだよ。 おそらくこいつらは大学生。 年齢的にはおれと同じぐらいなのに、おれにはこいつらの笑い声...

一杯のビールと、当たり外れの激しいお通し。
食事を追加するか、翌日発売のCDに備えるか。そんな切実な迷いから始まる。
些細な葛藤を、本人にとっては人生の一大事として描く語りが軽快で、理屈を重ねるほど欲しさが露わになっていく様子に、思わず笑ってしまいます。
こだわりも、強がりも、貧乏も、すべて吹き飛ばしてしまう音楽への純粋な熱も。
好きなものを前にした人間の、面倒で愛おしい心の動きを、勢いのある独白で描いたユーモラスな一篇です。

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The Comforts of Madness|dub_noise_dub めっきりと野良猫を見かけなくなった。 子供の頃から猫が好きだった。 嫌なことや辛いことがあっても猫を撫でると少しだけ落ち着いた。 猫に至ってはどんな猫でもかわいい...

猫が好きだ。
ただそれだけの話のはずなのに、本作はその偏愛を入口に、思考が思いもよらない場所まで転がっていくエッセイです。
退屈な会話、同期への悪態、二次会への拒絶。現実の場に身体を置きながら、心だけは猫と音楽と思考の中へ逃げ込んでいる。
その姿には、社会の場でうまく馴染めない人間の、少し切実なユーモアが滲んでいます。
くだらないことを真剣に考える時間は、本当に無駄なのか。
あるいは、それこそが自分を保つための小さな避難場所なのか。
偏愛と逃避と諧謔が混ざり合った、dub_noise_dubさんらしいリズムのある一篇です。


ー ご紹介した書き手さん

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dub_noise_dub|note オルタナティブでノイジーな小説書いてます。たまにエッセイと間違われます。くれぐれも小説です。 そのうち賞も狙います。まずはnoteから。よろしくお願いします。
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